②
私は仕事を休んでしまった。
やっちまったと思った。
私が抜けるせいで、いつもよりは忙しくなるだろう。みんな何て思うだろう。怒ってるかな、あきれてるかな、ガッカリされたかな。
そこでさらに泣いてしまう。
その後は、心療内科でもらっていた頓服するリスペリドンの存在を思い出し、飲んだ。数時間後に凄まじい眠気に襲われて私は朝から寝た。
爆睡しているとスマホの着信音に起こされた。看護部長からだった。何を話したかはあんまり覚えてないけど、確かすごく心配してくれてた。電話の最後に、「ゆっくり休んでね。お大事に。」と言ってくれた。優しい声だった。
上の人が私の味方をしてくれた、気持ちを分かってくれた。私はまだもう少し頑張れるかも、と思った。
スマホで時刻を見ると夕方近くだった。朝からこんな時間まで寝てたのかとビックリした。
そこから先はどうやって過ごしたのか覚えていない。家の中にずっといたのは確実。夜にいつも通りに眠れたことは覚えている。