こころの日記

わたしを発信

【ひとりごと】切ない恋愛小説。

本の感想はほとんど書いていないので【ひとりごと】に分類してます。

 

 

病院の売店で本を買ったよん😉

しばらく堅い本?を読んでいたから、そうじゃなさそうな本を買った笑

 

桜のような僕の恋人 (集英社文庫)

桜のような僕の恋人 (集英社文庫)

 

表紙が綺麗~😍

この本は主人公が難病の女の子と恋愛するお話。

 

本の裏にあらすじが書いてあって、そこに、『難病』言葉を見つけた時、すぐにこの本は読みたくない、と思った。私はこの本の女の子とは全く違ってすぐ死ぬ病気じゃないけど、このお話を”他人事”として、”娯楽”として、読めるか自信がなかった。でも買った。

だって他に面白そうな本がなかったんだもん😭😭😭

表紙のデザイン気に入っちゃったんだもん😭笑

売店もっと本を置いてほしい、、笑

 

読み始めてみると、面白かった☺

やたら登場人物が「?」とか「!?」とか「!」とか記号ばっかり使うから、そのテンションに多少苦戦したが。笑 読みづらかった。ごめんなさい。。

それに展開も設定もかなりベタだった。笑

それでも読み始めたら止まらなくて、読みにくい本だな~、ベタだなぁ、おい、とか思いながらも、物語に引き込まれた。普通に面白い。おもしろい!

 

でも結局私はこの本を途中までしか読めなかった。(おい。)

以外は文章を一部抜粋したものである。

難病の女の子が思い悩む場面。

『人生には分岐点がある。今のわたしがきっとそうだ。病気になった人生と病気にならなかった人生。きっと病気にならなかった人生は幸せだったんだろうな。』

うん。わかる。

まあ、病気にならなかったとしても辛いことは必ずあるだろうし、絶対幸せになるとは言いきれない。病気になったからって幸せになれないとも思わない。

だけど、人ってやっぱり、健康であることに越したことはないと思う。病気になった人生と病気にならなかった人生、絶対病気にならない人生の方がいい。しつこいけど、本当に、人は健康であることに越したことはない。

そう思うと、涙が出そうになった。

悲しさかよく分からない気持ちで胸がいっぱいになって、それから続きが読めなかった。続きを読もうとすると、心が拒否して、文章がただの文字の羅列に見えて、本当に読めなかった。これ以上読むと、私は心が壊れると思った。

私が読むにはまだ早すぎたんだ。

この本は、私が退院して、学校に行ける体力もついて、つまりもっと時間が経ってから、一人暮らしのアパートで、ティッシュを用意して読む本だと思った。 

 

入院中に読む本は床頭台の上に積み上げているけど、この本だけはなんとなく引き出しの中にしまった。笑

 

そして、この本を友達に貸そうと思った。読書が好きな、特に恋愛もの小説とかが好きな友達が、近々お見舞いに来てくれることになっている。その友達は面白い本を貸してくれるらしいから、そのお礼としてこの本を貸せばいい。本を交換しよう。

「この本は途中までしか読めなかった。」

わざとそう言って、渡したい。

挟んでるしおりも、そのままにして。

どこで読めなくなったか分かるように。

そうだよ、この気持ちを誰かに分かって欲しくて。

でも、自分がこう言って本を渡すところを想像すると、また涙が出そうになった。

その友達は何を思うだろう。私を思って心配するだろうか、哀れむだろうか。

 分かってほしい気持ちが半分、哀れまれたくない気持ちが半分。プラスわざわざこんな小細工をしようとしている罪悪感。

 

友達に本を貸すかは、まだ迷ってる。

 

続きはまた今度 読もう。

 

こうやって悩んで、涙が出そうになった時、私は病気になったんだと、やっと実感する。